2021新春旗開きを開催しました

 2021新春旗開きを1月5日(火)18:00より、JRホテルクレメント高松で開催し142名の関係者の方が参加しました。
 新型コロナウイルス感染症が拡大している中での開催でしたので「検温」「マスク着用」「消毒」はもちろんのこと、「飲食・会話無し」「テーブルの人数制限」といった徹底的に対策を行い開催することができました。

命とくらしを守る「新しい標準(New Normal)」を創る!

 あけましておめでとうございます。
 2021年が連合香川に結集する皆様とご家族、そして友誼団体の皆様にとって健康で、安らかな年となりますよう心からお祈り申し上げます。

 さて、昨年は、連合香川結成30周年と合わせた旗開きを開催させていただき、その後パンデミックともなったコロナウィルスの感染拡大が続き、ようやくワクチン接種の目途が見えてきましたが、冬期に入っての感染拡大もあり、まだまだ予断は許せません。また、コロナの影響で休業や経営悪化という状況が継続していることからすれば、経済活動の不安は止みません。さらに香川では鳥インフルも発生し、多くの影響を受けました。
 そのような中、私たちの活動も制約され、多くの会議や集会は延期・中止を余儀なくされ、4月、5月はリモートによる会議の開催で何とかやってきたという状況でした。今後も知恵を出し、WITHコロナの時代に適した活動を続けなければなりません。
 今年の旗開きは県内の昨年末のクラスター発生、県の感染警戒特別警報の発令を踏まえ、感染対策をしっかり講じて、飲食をしないなかで開催させていただき、この一年しっかり頑張る決意が固められればと考えています。

 国際情勢では、米国大統領選で民主党のバイデン氏が勝利し、政権移行プロセスがようやくスタートしています。また、英国のEU離脱、香港での民主化闘争弾圧などまだまだ不安定な状況もあります。
 国内においては、、安倍首相は急遽8月28日に体調不調を理由に退陣し、菅政権が誕生しました。安倍政権の森友・加計問題や桜を見る会での行政の私物化、検察庁長官人事への介入、9条改憲への執着などを引き継ぐ菅政権の動向にも注視する必要があります。
 一方、野党の動きでは9月に入り、立憲民主党と国民民主党の合流により新・立憲民主党が誕生しましたが、一部国民民主党に残るという結果。さらに11月には社会民主党が「党は存続させ、立憲民主党に合流することも認める」という結果となり、各地域では様々な対応という状況となっています。
 連合香川としては、これまで四団体会議を継続してきていますが、今後の状況を踏まえて、連合の理念と運動の前進と政治活動の強化に向けた議論をする必要があります。さらに、昨年も大型台風による風水害被害が大規模化・広域化しており、いつ、どこで、何の災害が起こっても不思議でない状況でもあり、防災・減災の取り組みも急務となっています。

 こうした中、連合香川2021年の運動について一言。
 連合本部は「連合ビジョン『働くことを軸とする安心社会』-まもる・つなぐ・創り出す―」を策定し、「働くことを軸とする安心社会」をさらに深化させ、連合が先頭に立って日本の将来の道を切り拓くとともに、、連合運動強化特別委員会報告をもとにして、毎年の運動をより強く、より広くしようとスタートしています。また、タイトルにもある「新しい標準(New Normal)」を掲げて、持続可能で包摂的な「働くことを軸とする安心社会」を実現していく決意です。
 私たち連合香川も「認められ、信頼され、頼られる」存在として、地域にしっかり根付いた、地域とつながる運動を展開する必要があります。
 特に、組織の強化と拡大を基軸に、市民への見える化を図る運動、地域の様々な団体と連携するプラットフォームとしての役割を意識した活動に全力を上げなければなりません。

 そして、4月には丸亀での市長選・市議選があり、総力をあげて推薦候補者全員の勝利を期すとともに、解散総選挙闘争に奮闘し、今後も地域労働運動の先頭に立ち、「働き方改革」をはじめ様々な課題改善にむけて、さらに奮闘していく決意を申し上げます。

 むすびになりますが、今年は丑年です。「丑」は「紐(ひも)」の意味で、芽が種子の中に生じてまだ伸びることができない状態を表していると言われています。また、牛の特徴は、『粘り強さと誠実』と言われており、私たちも牛のように頑張っていこうではありませんか。

 本日ご参加の皆さんをはじめ、各組織・各団体のご発展を心からお祈り申し上げ、年頭のご挨拶とさせていただきます。本年もどうぞよろしくお願いします。

連合香川 会長 森 信夫