昨年7~8月に労福協の呼びかけで取り組んだ「奨学金に関するアンケート」の調査結果が冊子となり報告され、第9回執行委員会で構成組織に配布を行った。
その調査結果からは、①2人に1人(53.2%)が奨学金を利用、②奨学金の借入総額は平均で312.9万円、③毎月の返還額の平均は17,206円、③返済期間の平均は14.1年となっています。その返還については、特に非正規社員では56%が苦しいと答えており、「結婚」「出産・育児」等の生活設計へ影響すると答えた人が多数います。
そもそも日本は教育に関し個人負担が多い(公的支出が少ない)のが問題であります。連合はその問題解決の一つとして、国へは日本学生支援機構等の奨学金制度の改善を求めています。
また香川においても県や市町で実施している奨学金制度の拡充や改善(一部返還免除等)を求めるとともに、その他の子育て支援に関する課題について、「2017年度 政策・制度要求」として各自治体に要望していきます。