「労働相談ホットライン」で14件の相談を受け付けました

 連合本部は2月8日(木)より「労働相談ホットライン」を開設して通常の相談対応時間を延長することを決定したことにより、連合香川としても1月27日(土)に組合員の方に協力をいただき、チラシを個人宅のポストに投函しました。すると、「労働相談ホットライン」期間の3日間に14件もの相談がありました。
 また、メールでの労働相談は随時受け付けていますので「ご相談フォームメール」からお願いいたします。 

期間中に寄せられた特徴的な労働相談

 2017年2月から正社員で働いていたが、体調を壊し12月7日に病院で、うつ状態と診断され2ヶ月の診断書出され現在休んでいる。有給休暇もなくなり、欠勤扱いになることから会社に相談したところ「傷病手当を受給できるようにしましょう」と言われたが、現在どうなっているのか不安だ。

 傷病手当は、業務外の病気やけがで会社を休み、報酬が受けられない時に健康保険等から支給されます。条件が発生するのは報酬がストップして4日目からはじまります。もう少し待ってみてはどうでしょう。まずは身体を治すことに努力しましょう。

 派遣労働者として勤めているが、急に休んだ場合はペナルティーとして罰金(200円程)を取られる。体調不良や忌引きなど、当日休まざるを得ない場合もあるが、休みの申告をためらう。

 労働基準法(第16条)では、労働契約の不履行による違約金の定めや損害賠償額を予定する契約をしてはならないと定められており、その点からも強く違法が疑われる。改善をするためには、仲間を募って一緒に訴えるのが効果的だと思うが、困難な場合は、再度連絡してほしい。

 本社(東京の専務)から、メールや電話等で嫌がらせを受け続け、体調を壊して12月27日から、休んでいる。診断名は適応障害。本人は、会社を辞めたいと言っている。パワハラを止めさせ方や専務に対する損害賠償等、対応できないものか。【親族からの相談】

 いじめやパワハラは人格権侵害の不法行為です。加害者だけではなく、使用者にも民法上の責任を問える場合があります。先ず、状況を詳しく記録し証拠を確保してください。書面で、加害者に対する行為の中止、コンプライアンス委員会等に再発防止を求めてください。解決が困難な場合は、民事で争うのことになります。連合香川には顧問弁護士もいますので、その時は相談ください。