「労働4法の意義と活用」などを学習

 

 2016年9月を皮切りに「2016連合香川労働講座」を行ってきましたが、7月29日(土)10:00よりオークラホテル高松で最終回となります第4回講座が開催され29名が参加しました。南山大学法学部・緒方桂子教授より、「労働4法の意義と活用」「労働法をめぐる焦眉の諸問題」と題しての講義を受けました。
 午前中の講義では、労働法の持つ意味を現実の労使関係の中において、労働者の人間的な生活確保するため必要とすること、そして憲法との関係などについても説明を受けることが出来ました。
 午後は、今日の政治状況の中における対応すべき課題として、「有期契約労働者の5年ルールにより無期転換権」「有期と無期の間の不合理な労働条件格差の禁止」「労働基準法改正案と働き方改革」「解雇の金銭解決制度」などについて、最近における裁判例などを含めた説明を受けました。特に、身近なテーマであっただけに、各参加者から多くの質疑が行われるなど大変有意義な講座となりました。
 連合香川は、5期10年にわたり実施してきました「中堅役員講座」を総括する中で、長期にわたる個別役員を名簿登録しての実施させるには無理が生じることを確認したことから、「連合香川労働講座」として、新たにスタートさせました。来年以降も労働組合として必要な取り組みとして、各構成組織と協議しながら継続をさせていきたいと考えています。